パパログ|39歳で第1子が生まれて父親に。男の子の育児中

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計画無痛分娩にして良かった。入院~出産までの流れと立ち会いをした夫目線の感想

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うちは、計画無痛分娩で39週4日目での出産となり、僕も出産予定日から休みを取っていたので立ち会うことができた。
実際に生まれるまでは、出血が多くあったり、場合によっては緊急帝王切開になるかもしれないと伝えられたり、心配することもあったけど、陣痛促進剤を入れて陣痛が来てからは約2時間でのスピード出産。
思っていたのと違うところも一部あったみたいだけど、結果的に奥さんは計画無痛分娩にしたことに大満足していて、そばで見ていた僕も、次に産むことがあったらまた無痛分娩にしたいと思った

本人じゃないから聞いた話も多くなるけど、計画無痛分娩の場合の入院~出産までの大まかな流れや感想をまとめてみます。

計画無痛分娩の出産予定日はいつ決まるのか

初産の場合、39週ぐらいで自然に陣痛が来て産む人が多い、という話を聞いていたので、計画出産の場合はもっと早く37~38週あたりのどこかで出産になるのかなと思っていた。
でも、可能ならなるべく長くおなかの中にいたほうが良いみたいで、出産のタイミングはぎりぎりまで待って決めることになった(これは産院の方針にもよるかもしれないけど)。お医者さんとしては、まだ子宮口がほとんど開いていないので、いますぐに陣痛が来る可能性は低いだろうとのこと。
結果、最後のほうは陣痛が来てしまわないか心配になったけど、38週5日目ぐらいのタイミングで出産予定日が決まり、39週4日目に産むことになった。

前日から入院し、子宮口を広げる処置

計画無痛分娩の場合は、基本的に前日から入院となるため、出産予定日の前日のお昼ごろに奥さんを見送り。
病院に到着してさっそく検査と診察をしたところ、その時点で子宮口が1.5cm程度の開きで、翌日産むために子宮口を広げる処置をすることに。
どんなものなのか話を聞いてもあまり想像がつかなかったけど、バルーンと呼ばれる器具を入れて、それを膨らませて?物理的に広げる処置をしたようです。

個人差はあるみたいだけど、うちの奥さんの場合はこれが想像していたよりもずっと痛みが強くて、陣痛と同じレベルぐらいの痛みがあったそう。
夜中はつらくてなかなか眠れなかったみたいだけど、翌日の明け方頃にはバルーンが抜けていて痛みはマシになり、助産師さんが確認したところ子宮口も十分開いていた様子。

ただ、子宮口の近くの血管が傷ついていた?ようで、早朝に大量の出血。これは奥さんもびっくりしたそうです(バルーンの処置によるものではなく、それ以前から近くに血管があるので多少のリスクはあると言われていました)。
でも、処置をしたところ出血も収まってきたので下から産む予定のまま進行。

無痛とはいえ強い陣痛はあった

そして、朝の9時頃から陣痛促進剤を投入。
僕が立ち会いのために病院に着いたのが朝10:30頃で、そのときにはかなり強めの陣痛が来ていて、ちょうど痛みが来るタイミングだと奥さんは話すのもつらいほどでした。
ただ、すでに麻酔の管も背中に通っていて、奥さんの手元にあるボタンを押すと、麻酔の量を増やせるとのこと。
陣痛が来ている間に2~3回程度ボタンを押していたものの、すぐに効くわけではないので、無痛分娩とはいえけっこう耐える時間もありました。

終盤は麻酔が効きほぼ痛みなくスピード出産

その後、やはり出血の心配があるため隣の手術室ではいつでも緊急帝王切開に移れるように準備している、という助産師さんからの話も聞きながら、いきみを繰り返します。僕も奥さんの頭の後ろに立ち、いきむタイミングで枕ごと奥さんの頭を持ち上げて、いきみやすいように支える。

そして、何度かいきんでいると、もう赤ちゃんの頭がすぐそこまで見えているとのこと。
出血を考えるとあまり時間に余裕もないので、出てくるのを少し手助けするために吸引するといわれ、院長先生が分娩室に来て吸引器の準備。
次にいきむタイミングで、助産師さんが思い切りおなかを押すから、それに負けないようにいきんでくださいと言われ、最後のいきみが開始。
想像していた以上に強い力で助産師さんが奥さんのおなかを押し始め、先生は吸引器で吸い、奥さんは頑張っていきみ、僕は奥さんの頭を支える。
すると、まず赤ちゃんの頭が外に出てきて、そのあとすかさず先生が体もぜんぶ引き出した。僕は奥さんの頭の後ろ側に立って見ていたので、赤ちゃんが出てくる瞬間も、へその緒とかもはっきり見えた。

出てきた瞬間の赤ちゃんは全然動いていなくて、色も赤紫色みたいで、人間に見えないような感じだった。
でも、へその緒を切り、先生が背中をさするとすぐに大きな声で泣き出したかと思うと、体も激しく動かし始め、一瞬で人間の赤ちゃんになったように見えた。気のせいだったかもしれないけど、肌の色味も一気に肌色に近い色になったというか、血色が良くなったように見えた。

結果、生まれたのは11時半頃。僕が立ち会いのために産院に着いてから約1時間とあっという間で、いろいろバタバタしていて現実感がなく不思議な感覚だったけど、赤ちゃんの泣き声を聞いた瞬間、僕も思いきり泣いてしまった。

しばらく分娩室で安静にし、貧血のための点滴も

やっぱり出血は多かったみたいで、出産後もしばらく奥さんは点滴をしながら分娩室で過ごすことに。
でも、もう少し長引いていたら緊急帝王切開になっていたようなので、助産師さんや先生たちはスムーズに進むように本当に上手くやってくれたのだと思う。奥さんも、YouTubeで予習していたみたいで、いきむのが上手いと褒められていた。

奥さんと話していると、やっぱり無痛分娩でも痛みはあるし、陣痛のピークはめちゃくちゃ痛かったと言っていた。
正しい情報ではないかもしれないけど、陣痛促進剤を使うと、通常よりも痛みが強くなると言われることもあるようです(というより、急に痛みが来るからその反動でより痛く感じやすいのかも?)。

でも、特に最後の赤ちゃんが出てくるあたりのタイミングは、麻酔がしっかり効いていて、痛みはほとんどなかったとのこと。
それでもいきみはしっかりできたので、ちょうど良い強さに麻酔科医の人が調整してくれていたのだと思う。

出血は多かったものの、比較的スムーズに出産が進んだこともあり、奥さんは無痛分娩にして良かったと言っていたし、近くで見ていた僕も、あまりの痛みに暴れだすような人もいるとか聞いていた出産の痛みが緩和できるなら、やっぱり無痛分娩のメリットは大きいし、無痛分娩の場合は産後の回復も早いそうなので選んでよかったと思う。

無痛分娩の産院の選び方

無痛分娩を希望する場合、エリアによってはそもそも近くに対応している院が少なく、ほとんど選択肢がないということもあるかもしれません。
その場合は仕方ないけど、もし選択肢があるなら、麻酔科医が24時間対応している病院を選ぶのが良いと思います。
病院によっては、夜は麻酔科医がいなくて、深夜に陣痛が来た場合は、もともと無痛分娩を希望していても結局自然分娩になる、というケースもあるみたいなので。

うちの場合はいま住んでいるのが神奈川県で、通える範囲内で無痛分娩に対応している産院の選択肢が比較的多くあったため、その中から麻酔科医が24時間常駐している院を選びました。

あとは、大体いま病院を選ぶときはネットの口コミを見る人が多いと思うけど、これは個人的な意見だけど病院に関しては的外れな低評価をしている人が多い印象があります。
悪い口コミがあったけど実際に行ってみたらめちゃくちゃ良い先生だった、ということはこれまでにもけっこう多くありました。
病院って基本的には体調が悪いときに行く場所だから、小さいことで過敏になりやすいとかあるのかもしれないけど、低評価を付けている人の受け取り方のほうがちょっと過剰なのでは、と思ってしまうことがあります。

今回の産院も、中にはかなり低評価をしている口コミもあってちょっと心配していたけど、実際には良い先生・助産師さんたちばかりで、奥さんも「もし2人目を産むならまたここにしたい」と言っていました。
もちろん、中には悪い口コミが本当に当たってる場合もあるかもしれないけど、少なくとも「先生が不愛想」「受付の態度が悪い」みたいな、主観的なコメントはあまり気にしすぎなくて良いのでは、と思います。

無痛分娩にかかった費用

ちなみに、今回の出産にかかった費用は、一時金の50万円を除いて、自己負担で約30万円でした。これでも、他の無痛分娩対応の院に比べると安いほうだったけど、まあまあかかりますね。
その他、妊婦検診とかでも補助のクーポンを使っても結局トータルで10万円近くは使っているし、最近は少子化対策としていろいろ制度も新設されたりしているとはいえ、妊娠・出産にはまだまだお金がかかります。
特に若い夫婦の場合は、普通に出産するだけでも厳しい場合もあるのではと思う。
子どもが生まれるって基本的には国にとっても良いことなので、無痛分娩とかは有料オプションになるとしても、せめて普通に出産することぐらいはほぼ無料でできたら良いのになって思いますね。