パパログ|39歳で第1子が生まれて父親に。男の子の育児中

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【男性の育休制度】「うちって男性も育休とれるの?」っていうレベルの人がいまだに多すぎる

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【男性育休】第1子が誕生!4週間の「産後パパ育休」がスタートしました」の記事でもちょっと書いていたけど、男性が育休をとることに対しては、まだまだ否定的な意見を持つ人も少なくないと思います。
個人的には、そういうレベルの人はもう完全に無視で良いと思う。

ただ、それ以前の問題として、特に悪気とかがあるわけでは全くないものの男性の育休に関してそもそも知識がない、という人が多いのをすごく感じます。

そういう僕自身も、自分が取得を考え始めてからいろいろ調べて初めて知ることも多かったし、まだ100%正確に把握しているわけでもないと思う。特に最近はよく仕組みも変わっていたりもするし。

改めて育休(特に男性の)の仕組みと、僕が実際に取得を決めたときの会社の反応、手続きまわりなどについて書いてみたいと思います。

育休は国の仕組み。男性でもどんな会社にいても最長1年とれる

すごい基本的なところだけど意外と勘違いされやすい点として、育休制度は会社によってありなしとか期間が決まっているわけではなく、国によって定められた仕組みです。休業中の手当も会社からではなく税金から支給されます。

会社への在籍期間など一定の条件はあるものの、性別や雇用形態なども問わず誰でも取得できる、いわば有休とかと同じように労働者の権利として認められているものです。

男性の場合、育児休業は子の出生の日から取得できます。

特に子の出生後8週間以内に4週間までの期間は出生時育児休業として取得でき、2回まで分割で取得可能です。これにより、産院での付き添いや官公署への手続きのための休みが取りやすくなるほか、退院後にこれからの育児を含めた生活の基礎を共に築けるようになりました。

また、上記の出生時育児休業とは別に、子が1歳になるまでの期間は育児休業を取得できます。この育児休業についても分割取得が可能であり、育児休業の開始時期も柔軟に設定できるようになっています。

https://www.asahi.com/sdgs/article/14880571#h108slg6rsjc41y9mjqmxhovjkpt7qh


これは本当に知らない人が多いところで、会社の同僚に育休をとるっていう話をすると「うちってどれくらい取れるの?」と聞かれることがかなり多かった。
そういう知識不足から育休を取らない男性も実はけっこういるのかも?と思った。だとしたら、かなりもったいないですよね。

男性の育休を会社が拒否するのは違法。だけど実情は…

なので、「育休を取得したい」という社員の希望を会社側に却下する権利はないし、もし拒否するとそれは違法で、労働者側が出るところに出れば行政指導とかの対象になります。

つまり、男性であっても、どんな会社に勤めていたとしても、育休は権利として取得が可能です。それも、本気出したら最長1年間とることができます(場合によっては最長2年)。
「そういう仕組みです」って決まっているものなので、本来は男性が1年取得しても全く何の問題もないんです。

ただ、有休を拒否する会社はブラック扱いされても、男性の育休を認めない会社はそれほど異常なことっていう認識はまだそこまでない気がします。さすがに表立っては言わないだろうけど、まだまだ普通に存在しているのが実情ではないかと。ここ数年でだいぶ変わってきている気もするけど。

たとえばあなたの同僚の男性が「子どもが生まれるので、1年間育休取ります」と言ったらどう感じるでしょうか?
僕は当事者なので特にそう思うのかもしれないけど、子どもが生まれるって、基本的にはおめでたいことなので、本来は素直にお祝いして、快く送ってあげられる会社・世の中であることが理想ですよね。
もちろん、早めに伝えるとか引継ぎを念入りにするとか、休業に入るまでの本人の準備はしっかりやっておくことが重要ですが。

育休の希望を出したときの会社の反応

僕の場合は、幸いなことに、会社というか部署・チームに恵まれた感がすごくあって、育休の希望を伝えたとき、反対するような声は全く聞こえてきませんでした。
休業中はどうしても残った人に負担はかかってしまうものの、そこも全く嫌な顔をせずに引き受けてもらえました。

わりと年齢が近い30代のメンバーが多いので、もう少し先に自分も取得するかも、という意識もあったかもしれないけど、前向きに送ってもらえたことは本当に感謝しているし、今後他のメンバーが育休をとることになったら、今度は自分も恩返しのつもりで協力したいと思ってます。

 

まとめると、男性育休も国からちゃんと認められた権利なので、子どもが生まれる男性はぜひ積極的に取得を目指しましょう。